2016年01月03日

禁止の命令文も表現が拡大する


【どうして日本人は英語を話せないのか?】

独立研究所の青山氏がTo be scientific.(科学的であること)といった英語のとらえ方は、英語はフレーズ、つまり「意味ある単位」でとらえるべきだ、ということだ。言葉として意味ある単位だから自然に定着・蓄積していくことになるのだ。

 (a) We must be scientific. 科学的であらねばならない
 (b) We are trying to be scientific.科学的になろうとしている
 (c) We have to be scientific. 科学的であらねばならない
 (d) We want to be scientific. 科学的でありたい

これまで何度も指摘してきたように、英語はbe動詞系列と一般動詞系列の2つで成立している。
さらに英語表現には「事実表現」と「情緒表現」の2つに分けることができる。前者は、現在、過去、未来、そして現在完了の4つの時制展開をし、その表現の意味とトレーニングはすでに行ってきた。

 (1) They are scientific. 科学的である
 (2) They were scientific. 科学的であった
 (3) They will be scientific. 科学的になるだろう
 (4) They have been scientific. ずっと科学的であった

「情緒表現」については、次の3つに分類されることはすでに述べてきた。
  (1) 助動詞(情緒動詞)を使った情緒表現---(a)
  ※前置詞toを必要しない強力な意味を持っている。
  (2) be動詞系列の情緒表現---(b)
  (3) 一般動詞系列の情緒表現---(c) (d)

言うまでもなく、今回の「● 子どもの言葉は進化する」、今回の「● 禁止の命令文も表現が拡大する」、そして次回の「● 子どもはいつしか命令形を逆手にとって逆襲する」は、(1) 助動詞(情緒動詞)を使った情緒表現だ。
※オンライン講座受講の方は、副教材 電子書籍 PDF版「話すためのたったこれだけ英文法」の「● 「助動詞+動詞の原形」では英語は話せない」の項をお読み下さい。

● willとbe going toとの関係
be going toは「〜するつもりだ」「〜する予定だ」と意図や予定を表します。willとbe going toとの意味の差は、willが会話中などで「これから〜するよ」といった感じ、be going toは会話の前にあらかじめ予定や意図をして「〜する予定となってるんだ」といった感じです。また「〜するつもりだった」「〜する予定だった」など過去の意図や予定を表す場合は、was[were] going toを使います。
(b) shall[should]の用法
shallは、義務(ねばならない)、命令(〜しなくてはならない)などの意味や、特にShall I+原形動詞フレーズ?は「〜しましょうか?」(相手の意向を聞く)、Shall we+原形動詞フレーズ?は「〜しましょう」(勧誘)で使われます
など

Coffee Room 3 「なぜなの?」「どうしてなの?」は、以下のブログでご覧下さい。
Coffee Room 3 「なぜなの?」「どうしてなの?」

【今日の学習】

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CHAPTER 3 親は命令形で言葉を教える

● 禁止の命令文も表現が拡大する

次に Don'tで始まる命令文に対応する一群のフレーズを紹介しよう。
お気づきのように先に登場したものに not をつけた表現だが、これらには微妙なニュアンスの違いがある。
  You should not 〜    あなたは〜するべきではない
  You had better not 〜  あなたは〜しない方がいい
  You must not 〜     あなたは〜してはいけない
ここでは、下のものほど強い意味となる。You must not は最も強い禁止の意味を持ち、had better は、「〜した方がいい」「〜しない方がいい」と日本語に訳しているが、「そうしないとやばいことになるよ」といった少し脅迫的な意味を含み、Don't で始まる命令形より意味が強い。また shouldは日常会話でよく使われる普通の表現だ。
ここでも先にあげた禁止の命令文(46ページから48ページ【イメトレNo.11】【イメトレNo.12】にこれらのフレーズをつけて表現してみてほしい。
 例1 You should not「あなたは〜すべきではない」を使って
  You should not   be afraid of me.
  あなたは私のことを怖がるべきではない
            be angry with me.
              :
            go after the cat.
            watch TV too much.
 例2 You had better not「あなたは〜しない方がいい」を使って
  You had better not   be afraid of me.
  あなたは私のことを怖がらない方がいい
              be angry with me.
                :
              go after the cat.
              watch TV too much.
 例3 You must not「あなたは〜してはいけない」を使って
  You must not   be afraid of me.
  あなたは私のことを怖がってはいけない
           be angry with me.
              :
           go after the cat.
           watch TV too much.

ファンクションフレーズDon'tを、You must not, You should not, You had better notに代えて表現してください。もちろんYouを他の主語にも代えてください。

※be動詞系列の表現
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【イメトレ No.11】 子どもの頃よく耳にする命令 (3)
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(1) Don't be afraid of me!
  私のことを怖がらないで!
(2) Don't be angry with me!
  私のことを怒らないで!
(3) Don't be cruel to animals!
  動物をいじめないで!
(4) Don't be long about it!
  ぐずぐずしないで! / さっさとやりなさい!

※一般動詞系列の表現
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【イメトレ No.12】 子どもの頃よく耳にする命令 (4)
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(1) Don't go after the cat!
  ネコを追いかけちゃダメだよ!
(2) Don't watch TV too much!
  テレビを見過ぎちゃダメだよ
(3) Don't eat too much!
  食べ過ぎちゃダメだよ

(19) Don't open up the door!
   ドアを開けっ放しにしないで!
(20) Don't eat so fast!
   がつがつ食べないで!
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